2016年 01月 12日
プロジェクトランウェイ「ティムガンに学べ」 |
ニック...おしゃべりで全て自分のやり方を細かく指示する指導者。アーニャ...的確に判断して、基本は優しいが、悪い時は、はっきり言うしっかり者の指導者。モンド..個性を何よりも大事にし、デザイナーのデザインには、一切言及しない指導者。三人ともかなりの個性がある。基本は、1日で、デザイン画を書き、生地を買って、洋服を仕上げ、翌日には、審査会を行う。かなりハードな作業をこなしていくので、デザイナー達も後半は、へとへとで他者への思いやりもなくなり、影で足を引っ張るものも出てくる熾烈な戦い。でも今回の見ものは、デザイナーと一緒に成長してゆくメンター達の姿。口うるさいニックは、徐々にメンターの役割に気がつき、デザイナー自身の個性ややる気を尊重するようになる。最後には「自分に指導させてくれてありがとう」と敗れたデザイナーに言うようになる。ニックは、当初トラブルメーカーのデザイナーに対して「彼女には、こりごり。こんなわがままなデザイナーでは自分が疲れて困った」と土壇場だった自分のチームのデザイナーをさらなる窮地に落とす発言。「ニック、そんなことを言ったら、他のデザイナーが引いちゃうよ〜」と思わず叫んじゃった。案の定、自分のチームのデザイナー達から「ニックは、最後には自分たちを見捨てるメンター」の烙印を押されてしまう。毎回なにかしらの問題が起きてハラハラ。しっかり者のアーニャも言うことを聞かないデザイナーに奮起を促すため、苦言を言うが、完全に信頼関係が崩れて無視されるハメに。個性を大切にするモンドも最後には「僕は、傷つく人もいるから、愛の鞭は嫌い。でも勝ち抜くためには、必要かも」と後半は相当厳しくデザインに注文するようになる。最終回では、ニックのチームのデザイナーが優勝するが、アーニャもモンドも「優勝は逃したが、大事なことを学んだ。デザイナー自身が自分の才能を信じて、可能性に全力でチャレンジした経験が優勝以上の価値がある」と笑顔で締めくくる。人間がぶつかりあいながら互いに成長する姿は、本当に素晴らしい。久しぶりに感動で涙が出てきた。次のシーズンは、第12シーズン。どんな波乱があるかな〜。楽しみ!
by yukinasou
| 2016-01-12 19:43
| 本・映画・TV
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